冷凍保存したごはんの再活用として、人気があるのがチャーハンです。おいしいチャーハンの作り方を紹介します。まず下ごしらえからです。冷凍ご飯をラップなしで電子レンジ解凍すすます。(水分をとばすことと、フライパンの温度が下がらないよう、ごはんをあたためる役割があります)次に溶き卵をつくります。1人分で卵2個を使い刻みねぎを卵の中に入れておきます。卵の乳化作用を利用してごはんを包み込む必要があるので、卵1個では不足です。
テフロン加工フライパンを使用します。フライパンに適量のラードをいれて、強火で熱します。油から白い煙がでてきたら、溶き卵2個分を流しいれます。溶き卵が油に浮いているくらいの状態なら、卵がぶわっとふくらむので、さっとへらやお玉でかきまぜ、すかさず、ごはんを投入します。ごはんのだまがなくなるようお玉の底で、ご飯を押しつぶすようにほぐしながら炒めていきます。コンロからフライパンが離れないよう炒めてください。(温度が下がるので、過剰な動きをしない)ご飯がばらけてきたら、塩、コショウ、味の素もしくは中華スープの素をふりかけます。時折味見して、味加減、炒め具合をチェック。仕上げに醤油を香り付けのためなべ肌から垂らします。醤油は塩加減に影響する程度までは入れないようにしてください。さっとまぜて、できあがりです。
中華鍋を使用する場合は、まず空焼きをします。油をひいていない状態で、鍋から煙がでるくらいまで強火で熱します。次に鍋に油をなじませるために、中華鍋全体にサラダ油がゆきわたるように中火で熱します。ラードを入れて、強火で熱したら、あとはテフロンフライパンと同じです。家庭でおいしいチャーハンを作るポイントは、ごはんの水分をとばすこと(火力が小さいため)、ラードや牛脂を使うこと(中華料理屋の味になります)、卵の乳化作用を活用すること(卵を半熟状態でごはんをコーティングするイメージ)です。