まずは、相手の身元を知るために名刺を受け取り、会社名、名前を声を出して復唱しましょう。名前と身元を強調されることで、相手の更なる無法ぶりを制御することにつながります。後は、訪問販売員に一切話しをさせないで、退出させることです。訪問販売員は仕事でやっています。時間当たりで仕事をしている以上、1分長く滞在されればされるほど、こちらが不利になってきます。もし30分滞在したなら、30分滞在したなりの見返りを得ようとします。情報なり、次のアポイントメントなりを、得るまではあきらめようとしません。とにかく、訪問販売員の話をさせず、「○○会社の○○さん、入用になりましたらこちらからお電話します。それでは」とこちらからドアを開けて、営業マンが退出するよう、誘導させることです。
女性の場合、訪問販売員が強圧的にかかってくる時は、あちらと話す前に、見えるようにして携帯電話を操作しましょう。訪問販売員に音声を録音もしくは、誰か他のところにつながっていると思わせるようにすると効果的です。ポイントは、終始徹底してクールに冷静に淡々と対処することです。
また、相手と話すたびに、相手の名前を口に出して言うことです。匿名性はある種の犯罪性を誘引するのにつながりやすいものです。相手の名前を出すことで、かなりの抑止効果があります。営業マンだって、大抵はサラリーマンであり雇われている立場です。身元がはっきりしている以上、そうそう無理なことはできません。ただ、こちらも強圧的に断ったりすると、根にもたれる場合があります。いたずら電話なりされることもあるので、あくまで、冷静に対処していきましょう。